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熱海の干物店「あをきのひもの」がリニューアル 食のセレクトショップ目指す

リニューアルオープンした「あをきのひもの本店」

リニューアルオープンした「あをきのひもの本店」

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 熱海の老舗干物店「あをきのひもの本店」(熱海市銀座町)が3月19日、リニューアルオープンした。

自社製品の干物「レンジでチン!」シリーズが好評(関連画像5枚)

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 1886年創業の同店は現在、熱海銀座商店街のほか、ラスカ熱海(田原本町)と日本橋高島屋(東京都中央区)に店を構える。今回、熱海銀座商店街の本店を約2カ月、リニューアル工事のため休業。内装や外観を改装してリニューアルオープンした。

 リニューアルの経緯について、5代目の青木繁明さんは「できる限りシンプルなデザインを心がけた。当初は自動ドアへのリニューアルだけを予定していたが、コロナ禍や人員不足に対応して店内のレイアウトや商品のレパートリーも含めてリニューアルした」と話す。

 店内中央に干物などを並べた冷凍ショーケースを配置し、客が密集せずに買い回りできるように工夫した。配送伝票を座ってゆっくり記入してもらえるようにと、カウンターテーブルを設置。地元名産の土産物を並べる棚を壁側に配置した。

 自社製品の、焼かずに食べられる干物「レンジでチン!」シリーズが好評なことから、通常の干物以外のレパートリーを増やしているという。青木さんは「若い客層も手に取りやすいように、干物の新しい食べ方を提案できる商品をそろえた。オリーブオイルや調味料など、干物に合わせても使えるカテゴリーを増やした。食のセレクトショップを目指す」と話す。

 今後、地元の魚介類を使ったピザやスープも開発して販売を計画しているという。青木さんは「お客さまもスタッフも居心地のよい店になれれば。老舗が仕掛ける新しい干物など、時流に合わせた商品開発に引き続きチャレンジしていきたい」と意欲を見せる。

 営業時間は9時~17時30分。木曜定休。

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