熱海の鮮魚卸「宇田水産」(熱海市桜町)が5月16日、障がい福祉サービス事業所「陽光の園」(緑ガ丘町)でサクラマスとワラサの解体ショーを開いた。
同社が陽光の園で解体ショーを開くのは3年ぶり。今回は、同社の宇田勝社長と「熱海銀座おさかな食堂」(銀座町)の合田一人料理長が同施設を訪れ、施設利用者の目の前でさばいた刺し身を提供した。
宇田さんが解体ショーのために用意したのは、この日網代港で水揚げされたという重量5キロのワラサと2キロの「熱海だいだいサクラマス」。合田さんの見事な包丁さばきに利用者からは「すごい」「おいしそう」と歓声が上がった。
「『熱海を元気に』ということを大切にしている。これからもできる限り協力していきたい」と、初めて同施設での解体ショーに臨んだ合田さん。市内の障がい者就労支援施設などで同様の活動を続けている宇田さんは「利用者や職員の笑顔を見られてよかった。単発のイベントとせず、継続して活動していきたい」と話す。