熱海のご当地スイーツ「熱海プリン」の製造販売を手がける「フジノネ」(熱海市下多賀)が7月15日、静岡のご当地パン「のっぽパン」とコラボした限定パンの販売を始める。
のっぽパンは、パンの製造販売を手がける「バンデロール」(沼津市)を代表するロングセラー商品。長さ34センチのコッペパンにクリームやチョコ、ピーナッツなどを挟むのが定番で、販売開始は1978(昭和53)年。定番のほか、期間限定商品やコラボ商品約300種類を開発してきたという。静岡県内のスーパーやコンビニエンスなどでしか販売しないご当地パンで、「静岡のソウルフード」と呼ばれる。
熱海プリンとのっぽパンのコラボは初めての試み。熱海プリンの味をイメージしたというプリンクリームを挟んだ。「優しい甘みと懐かしい味わい」が特徴という。パッケージには、のっぽパンのキリンのキャラクターと熱海プリンのカバのキャラクターが寄り添う限定デザインをあしらった。
熱海プリン(田原本町)、熱海プリンカフェ2nd(銀座町)、ドライブイン熱海プリン食堂(上多賀)、渚の熱海プリン(和田浜南町)で販売する。価格は230円で2万本限定。通販では、コラボのっぽパン4本と熱海プリン4個をセットにした限定商品も販売する。
熱海プリン店長の根本美洋さんは「静岡・沼津で長年愛されている『のっぽパン』とのコラボを実現できた。今しか食べることができない商品なので、熱海プリンと共に食べてもらって夏の熱海を楽しんでもらえれば」と話す。