竹細工ワークショップや映画鑑賞などを楽しんでもらう野外イベントが7月29日、小山臨海公園(熱海市下多賀)の芝生広場で開かれた。
今年度から同公園の指定管理者となったシンコースポーツ、熱海市体育協会、atamista(アタミスタ)の3団体が主催した同イベント。開催の経緯について、アタミスタの清田周子さんは「園内の建物はスポーツイベントなどに使われているが、屋外の公園を使ってのイベント開催は初めての試み。公園の新しい日常使いを考えるきっかけにしたいと考えた」と話す。
当日は、地元産のところてんやドリンクを販売するキッチンカーが出店したほか、さまざまな体験コーナーも設けた。竹作家の石井友子さんは、竹を使ったスプーン作りなどのワークショップを提供。園内に自作の竹明かりも設置した。
飲食店関係者らが中心となって取り組む「網代のご当地パエリア作り」も行った。料理人の杉本貴史さんは「今回が2回目でまだ試作段階。今後は網代の魚貝類などを使って特色あるパエリアに仕上げていきたい」と話す。
夜にはプロジェクションマッピングの投影や映画鑑賞なども行い、公園を訪れた来場者を楽しませた。今後について、清田さんは「大きなイベントではなく、小さなイベントを積み重ねていくことで、日常的に公園を利用する人が増える取り組みにしていきたい」と話す。
次回は8月20日、健康をテーマにした「ウェルネスマルシェ」を開催する。