学ぶ・知る

熱海ゆかりの童話「クレヨン王国」が読書感想画コンクール 大人も対象に

「第2回クレヨン王国読書感想画コンクール」を紹介する福永桜さん

「第2回クレヨン王国読書感想画コンクール」を紹介する福永桜さん

  • 19

  •  

 原作者・福永令三さんが熱海で生涯を過ごし、熱海や伊豆をモデルにした情景が作品に度々登場するファンタジー童話「クレヨン王国」の「第2回読書感想画コンクール」が8月1日、始まった。主催は「クレヨン王国ワールドを広める会」(熱海市小嵐町)。

展示を行う三島信用金庫熱海支店ストリートギャラリー(関連画像3枚)

[広告]

 今回、代表作の「クレヨン王国の十二か月」を題材にした読書感想画を募集。子どもから大人まで年齢問わず幅広く応募を受け付ける。

 開催の経緯について、令三さんの長女・福永桜さんは「昨年は応募対象が小学生だけだったが、今回は誰でも応募できるようにした。子どもの頃に本を読んだことがある大人も含めて、もう一度クレヨン王国のことを思い出してほしいと思った。親子でも応募してもらえれば」と話す。

 童話に登場するシーンや全体のイメージなどを画用紙や厚手コピー用紙に描いて送ってもらう。表彰は、学年や年齢に分けて行い、それぞれの部門で「ゴールデン国王賞」と「シルバー王妃賞」を決める。副賞や参加賞も用意する。入賞作品は同会ホームページに掲載するほか、全ての応募作品を熱海市立図書館での掲示を予定する。

 同会は2021年に発足し、熱海にゆかりの深い「クレヨン王国」の作品や令三さんの功績を全国に広める活動を行う。7月31日から、三島信用金庫熱海支店(中央町)ストリートギャラリーで作品や写真パネルも展示。12月にはイベント「クレヨン王国ワールド2023」も開く。桜さんは「ファンの人たちを中心にクレヨン王国に再び注目が集まっている。地元の熱海の人たちにも知ってもらう機会を増やしていきたい」と話す。

 応募の受け付けは9月30日まで。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース