「第7回熱海納涼芸妓(げいぎ)まつり」が8月10日・11日、熱海芸妓見番歌舞練場(熱海市中央町)で開かれた。主催は熱海芸妓置屋連合組合。
コロナ禍での中止を経て4年ぶりの開催となった同祭。市内飲食店によるローストビーフサンドや沖縄料理などの販売ブースを設けたほか、ステージでは大道芸人のジャグリングショーなども開いた。お座敷遊び「投扇興(とうせんきょう)」の体験コーナーには、来場者も参加して伝統文化を楽しんだ。場内に用意した約70席は満席となり、浴衣姿の芸妓衆との交流に笑顔があふれた。
同組合の小笠原亜紀子組合長は「4年ぶりの開催ということで久しぶりに会えた人もいた。初めて芸妓文化に触れる人もいると思う。地元の人たちと気軽に触れ合うことで、伝統文化を知ってもらうきっかけになれば」と話す。