熱海・多賀地区の伝統行事「百八体流灯祭」が8月16日、長浜海水浴場で開かれた。
戦前まで約300年続いたお盆の仏事で、太平洋戦争で中断していたが1963(昭和38)年に当時の観光協会が復活させて現在まで続いている。例年は海水浴場を含む多賀湾沿い3キロに約270基のかがり火をともすが、今年は埋め立て工事中の区間を考慮して約110基をともした。
海岸では灯篭流しも行われ、海面に青色やピンク色で光る灯篭の幻想的な光景が映し出された。住民や観光客は手を合わせたり、カメラで撮影したりして沖に流れる灯篭を見送った。
「網代温泉海上花火大会」も開かれ、来場者らは対岸に上がる約3000発の花火に酔いしれた。