熱海で生産・加工された食品の中から魅力ある商品を認定する取り組み「ATAMI COLLECTION A-PLUS(エープラス)」審査会が8月24日、熱海商工会議所(熱海市渚町)で行われた。
今年で13回目となる同取り組み。熱海市内で生産・加工された食品のうち「食味の評価」「パッケージ・ネーミングの工夫」「商品のこだわり・独自性」「品質・値ごろ感」「熱海らしさ」を基準に審査した食品を熱海ブランド「A-PLUS」として認定する。審査は熱海在住のソムリエ・田崎真也さんら食の専門家と一般審査員が行う。
今年エントリーして審査会に臨んだのは、クッキーやプリンなど3事業所5品。うち、1事業所は初のエントリーとなる。当日は18事業所23品が再認定の審査も受けた。審査員は実際に食品を食べ、パッケージも見て評価した。
審査会を終えて、田崎さんは「今回は新しいエントリーが少ないが、回を重ねることで減っていくのは必然かと思う。採点基準は、自分で買って帰りたいか、誰かにプレゼントしたいか。再審査の食品の中には改善されてよりレベルアップした商品がある。それはすごいことだと思うので、さらに上質を追い求める努力をしてもらいたい」と話した。
取り組みの今後について、田崎さんは「熱海の観光客は、若者や海外からの人も増えている。認定品にはスイーツが多いが、新しい感覚を取り込んだ、特に熱海の海の幸を使ったような提案が増えれば」と期待を寄せる。
審査結果の発表は9月を予定する。