「第1回終活セミナー」が9月24日、熱海市内で開かれた。主催は一般社団法人「熱海生活支援協会」(熱海市清水町)。
人生の最期を迎えるための活動「終活」について相談する窓口として今年8月に立ち上げた同協会。代表理事の小倉高代さんは「熱海は高齢者が多く、先日も身近な人が亡くなって終活の重要性を実感した。終活に関わる専門的なメンバーで支援していきたい」と話す。
24日は、市内外から7人が参加して専門家の話に熱心に耳を傾けた。不動産売却などで終活支援を行う茂木清治さんは、自身の家族の終活経験を踏まえ、身の回りの整理や財産の相続を円滑に行う重要性を説明した。セミナーではこのほか、弁護士や僧侶からも終活の注意点や進め方を話した。市内から参加した女性は「独り身なので専門家に相談しながら一つ一つ行動に移していきたい」と話した。
同協会には、熱海市内のほか、三島や湯河原の住民や移住者からの終活に関わる相談も多いという。小倉さんは「身の回りのサポートや移住支援、デジタル終活まで、必要とされることは運営メンバーが専門家と共にしっかり支援していく。気軽に問い合わせてほしい」と呼びかける。
同協会は毎月、終活に関わるセミナーの開催を予定する。