「ATAMI ART EXPO(アタミ アートエキスポ)2023」のメイン展示が10月13日から3日間にわたり、起雲閣(熱海市昭和町)で開かれた。
13回目を数える同イベント。今回は9月15日に始まった。熱海の街を散策しながらアート作品を鑑賞してもらう。起雲閣のほか「ACAO FOREST(アカオフォレスト)」(上多賀)やラスカ熱海(田原本町)など熱海市内9カ所の会場で熱海にゆかりのあるアーティストの絵画や写真、陶芸などの作品を展示するほか、ワークショップも行う。
メイン会場の起雲閣では13日から15日までの3日間にわたり、11人と1団体の作品を展示。ジャンルは写真やアニメ、書、人形、絵画など。作品を通じてのアーティストと来場者の交流も見られた。
フォトグラファーとして活動する奥川純一さんは、熱海や周辺地域で撮影した街の風景写真を和紙に印刷して展示。会場で、ふすまと同じサイズの紙に飛び跳ねるウサギを描いたのは熱海出身のイラストレーター・富岡美紀さん。暗い部屋に外光で浮かび上がるような仕掛けが来場者の目を引いた。NPO法人「エシカファーム」(三島市)は、同社が運営する児童発達支援施設などに通う子どもたちが描いた花の絵を展示。自由な発想で描かれた色鮮やかな花の絵が並んで会場に彩りを添えていた。
「ATAMI ART EXPO」は11月30日まで。