サッカー・東海社会人リーグ2部の「SS伊豆」メンバーが11月16日、熱海市役所を訪問し、来季の東海リーグ1部昇格を斉藤栄熱海市長に報告した。
伊豆半島をホームタウン、姫の沢スポーツ広場(熱海市伊豆山)をホームグラウンドに活動する同クラブ。今季、自動昇格圏の2位でリーグ戦を終え、来季の東海リーグ1部昇格を決めた。2016(平成28)年に設立した同クラブは、コロナ禍で入れ替えがなかった2021年シーズンを除き、毎年上位リーグに昇格。最短で東海リーグ1部にまで上り詰めた。
東海医療学園専門学校校長で熱海市サッカー協会会長の杉山誠一さん、SS伊豆コーチの伊藤壮さんと報告に訪れたSS伊豆代表の片岡大輔さんは「地域からの声援がチームの力になった。ホーム最終戦では、ロスタイムのゴールで引き分けに持ち込んで昇格を決めた。劇的な展開は『姫の沢の奇跡』と呼ぶほど。選手たちの頑張りが応援に来てくれた人の笑顔につながった」と話した。
斉藤市長は「クラブ設立から7年連続での昇格はすごいことで金字塔と言える。地域の子どもたちにとって希望のような存在。地域密着の活動でサンビーチでのごみ拾いや保育園でのサッカー体験教室などを行ってくれているのも、ありがたいこと。さらなる発展を期待したい」と話す。
片岡さんは「来季はさらに厳しい戦いになるが、優勝と昇格を目指したい」と意欲を見せる。
SS伊豆は12月1日、三島商工会議所「さんしんみゅうくんホール」で「シーズン報告会&感謝祭」を開催し、地域住民やファン、スポンサーに昇格を報告する。参加費は3,000円。