熱海のギャラリーオフィス「NOT A GALLERY」(熱海市上多賀)を再現したアートギャラリー「META GALLERY(メタギャラリー)」が11月17日、メタバース空間にオープンした。
「META GALLERY」でギャラリー内を移動して作品の鑑賞や購入ができる(関連画像5枚)
統合型リゾート事業を手がける「ACAO SPA & RESORT」がオフィス兼ギャラリーとして今年4月に開設した「NOT A GALLERY」は、クリエーティブな空間でコミュニケーションや交流をとってもらおうと、社員のオフィス利用だけでなく一般客も展示作品を鑑賞することができる。
メタバース空間にオープンした「META GALLERY」は、メタバースコマース「メタストア」を提供する「ハコスコ」(伊豆山)の技術を使い、「NOT A GALLERY」そのものを再現。建物の細部や風景、現在展示している作品を表現した。
「META GALLERY」で来店客はギャラリー内を移動して作品の鑑賞や購入ができる。12月17日までは、アーティスト松田将英さんと米澤柊さんの作品を展示する。アートイベント「ATAMI ART GRANT 2023」と連動した企画も予定する。
ハコスコ創業者で取締役CTOの藤井直敬さんは「今回の試みは、場所の制限を超えるメタバースという空間を使ったアート展示・販売の実験。これまでにない、新しいアーティストとのコミュニケーションの場所を作っていきたい」と話す。
「ACAO SPA & RESORT」アートプロジェクトを推進するディレクター伊藤悠さんは「メタバース空間を通じて、熱海の魅力やアートの魅力を国内外に伝えたい。来年はメタギャラリーの枠から『メタ熱海』に空間を広げていきたい」と意欲を見せる。