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「熱海・伊豆山 佳ら久」、12月2日開業へ 全客室に温泉露天風呂

目の前に海を望む「熱海・伊豆山 佳ら久」客室

目の前に海を望む「熱海・伊豆山 佳ら久」客室

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 温泉旅館「熱海・伊豆山 佳ら久(からく)」(熱海市伊豆山)が12月2日、開業する。経営はオリックス・ホテルマネジメント(東京都)。

海と一体化したような展望露天風呂(関連画像6枚)

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 「佳ら久」は、事業ブランド「ORIX HOTELS & RESORTS」のフラッグシップとして同社が最上級に位置付ける「ラグジュアリー旅館ブランド」で、2020年に開業した「箱根・強羅 佳ら久」(神奈川県箱根町)に続く2館目となる。

 地上8階建てで延べ床面積は8152平方メートル。客室数は57室で、全室に温泉露天風呂を備える。水と空が一続きになって見える様子を指す「水天一碧(すいてんいっぺき)」をコンセプトに掲げ、ロビー外のテラスには海を望める足湯も設けた。2つの展望露天風呂には、サウナや水風呂を備える。

 2つのゲストラウンジのほか、飲食店はダイニング「六つ喜(MUTSUKI)」、すし店「藍寿(AIJU)」を館内に開設。「六つ喜」の席数は126席。地元食材を使う和食を中心にした創作料理を提供する。「藍寿」は、一枚板のカウンターで旬の素材を使うすしを提供する。

 同社の似内隆晃社長は「強羅 佳ら久のある箱根は、山の景色が美しいロケーション。伊豆山は、一面に海が広がる景色が見どころ。箱根で培ったさまざまな経験を当施設に生かしていきたい。地元の観光資源を使って体験できるような宿泊施設を目指す」と話す。

 「海は入り口からは建物に隠れて見えない造りになっている。エレベーターも山側を向いているので、8階のロビーに上がってきて初めて海を眺められる」と総支配人の藤井育郎さん。「建物が完成した今、一番大切にしたいのは料理。経験を積んだ料理人が作る料理を楽しみにしてほしい」と話す。

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