カラオケ大会「ATAMI KARAOKE GRAND PRIX 2024・春」が1月、熱海市内で始まる。
「123MUSIC(イズサンミュージック)」(熱海市伊豆山)代表で「たーなー先生」の愛称で知られるボイストレーナー・田中直人さんが実行委員会を設立。音楽とカラオケの力で熱海・伊豆山の魅力を全国に発信しようと企画した。
1月27日から3回に分けて「123MUSIC」で大会の予選会を開く。予選会の通過者と熱海市内の推薦者を合わせて50人が熱海代表として本選に出場する。オンライン予選会も開き、本選に出場する50人を選ぶ。合わせて100人が4月27日から3日間、熱海親水公園(渚町)で開く準決勝・決勝大会に出場して優勝を目指す。賞品総額は50万円。賞品は、熱海市内での宿泊券や食事券、熱海の特産品などを用意する。
田中さんは、27年ほど前から延べ3万人以上にボイストレーニングを行っている。2020年に熱海に移住。10月に宿泊施設を併設した音楽カフェバーをオープンした。今月3日には、熱海在住アーティストらの楽曲を提供する新レーベルを立ち上げるなど、熱海から音楽文化の発信に取り組む。
参加は無料。現在、同大会のLINEアカウントで予選会への応募を受け付ける。「これまで都内でプロデュースした野外イベントなどで、プロではない人たちが輝いて歌う姿を見てきて、いつか熱海でそのような機会を作りたいと思っていた」と田中さん。今後については、「今回はゴールデンウイークでの開催だが、今後は観光の閑散期に開き、熱海の観光にも貢献していきたい。市民の絆が深まるイベントに成長していければ」と話す。