お濃茶スイーツ専門店「熱海さとり本店」(熱海市銀座町)が12月23日、熱海銀座商店街にオープンする。
「熱海プリン」「熱海ばたーあん」など熱海のご当地スイーツの製造販売を手がける「フジノネ」(下多賀)がオープンする同店。立食のカウンター席を用意する。静岡抹茶の魅力を感じてほしいと、抹茶の色彩を使った和風のデザインに仕上げた。
店内では、同店向けにブレンドしてもらった抹茶「さとり」を使ったスイーツを提供する。ブレンドは、静岡県で最初に抹茶を製造したという1907(明治40)年創業の老舗「丸七製茶」(島田市)に依頼した。焙煎(ばいせん)の時間や温度、茶葉の産地を提供するスイーツに合わせたという濃茶で、抹茶の量を一般的な薄茶の約2倍使うことでとろっとした食感とまろやかなうまみを持つ仕上がりにしたという。
メニューは、食べ歩き向けや土産物を中心に約30種類。食べ歩き向けには、高さ約50センチの「大熱海!!!ぱりぱりクレープ」(850円)をはじめ、クランベリーや抹茶クリームなどを巻いた「お濃茶クレープ」(850円)、同商品にカスタードクリームなどを加えた「ブリュレお濃茶クレープ」(1,000円)などを提供する。「パリパリ食感ともちもち食感の2種類のクレープ生地を楽しんでほしい」と同店店長の矢勢才華さん。「お濃茶モンブランソフト追い抹茶」(580円)については、「たっぷりかけた抹茶でむせるほど濃い味わいを楽しんでほしい」と話す。
土産物は、「抹茶あんこわらび餅」(小=650円、大=1,350円)、「お濃茶プリン」(580円)、「熱海抹茶クリーム大福」(600円)、「お抹茶フロマージュケーキ」(2,700円)などを用意する。
同店支配人の佐野貴彦さんは「抹茶本来のおいしさを伝える店にしたい」と話す。「未来の熱海が元気になるように新店舗も増やして街を盛り上げていきたい」とも。
営業時間は10時~18時。