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熱海・咲見町に和食店「加昇」 おばんざいと日本酒を売りに

おばんざいを売りにオープンした和食店「加昇」

おばんざいを売りにオープンした和食店「加昇」

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 和食店「加昇(かしょう)」(熱海市咲見町)が12月4日、咲見町一番街にオープンした。

さまざまな種類のおばんざい料理を楽しめる(関連画像5枚)

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 高校卒業後、兵庫県で仕出しや会席料理の店で働き始めたのを皮切りに、15年以上にわたる料理人の経験を持つという佐藤拓弥さんが店長を務める同店。都内のホテルレストランや居酒屋、新潟県や箱根の和食店でも修業を積んだという。「そろそろ料理の仕事はやめようかと考えていた」というが、「料理は好きなので、初めて店を立ち上げる貴重な経験を将来の糧にしたいと思いとどまり、オーナーから店長を引き受けた」と振り返る。

 店は熱海駅から徒歩5分ほどの場所にある。店舗面積は約15坪。席数は、カウンター席とテーブル席、個室席を合わせて22席。明るく温かい雰囲気にしようと木材を多く使ったという。

 おばんざい料理を売りに、小皿で少しずついろいろな料理を提供する。佐藤さんは「旬の食材を使い、素材そのものを生かした料理。お酒と一緒にゆっくり味わえるメニューをそろえる」と話す。

 ランチメニューには、さまざまな干物のほか、天ぷらか刺し身がメインのランチセットを用意する。セットには小皿にのせたおばんざいを着ける。価格は2,000円前後。ディナーメニューは、単品メニュー約30種類を300円台から用意する。田中さんは「できる限りお手頃な価格で提供する。売りの日本酒は、静岡の蔵元や珍しい銘柄など10種類以上をそろえる」と話す。

 11月には2日間にわたり、周辺住民向けにおばんざいを1カップ100円~200円でテイクアウト販売したところ、おいしいと好評だったという。今後について、佐藤さんは「地元に寄り添った店作りを心がけ、気軽に入って気楽に過ごせる店にしていきたい」と力を込める。

 営業時間は、11時~16時、17時~23時。

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