「伊豆山温泉納涼海上花火大会」に合わせたネーチャーガイド付きナイトクルーズが7月24日、熱海港発着で運航された。主催は富士急マリンリゾート(熱海市和田浜南町)。
同クルーズは、熱海と初島を結ぶ旅客船「金波銀波(きんぱぎんぱ)」を利用した特別企画。同船の就航1周年を記念して開いた。約100人が伊豆山港沖から花火大会を鑑賞し、船内ではネイチャーガイドによる熱海の自然について解説を聞きながら、夜景観賞と合わせて約1時間のクルーズを楽しんだ。
ガイドを務めた室伏友三さんは、伊豆半島の成り立ちや、熱海で生息する動植物について解説。「熱海は、おいしいものや温泉だけでなく、豊かな自然環境がある素晴らしい土地であることを知ってほしい」と話し、乗客は熱心に耳を傾けていた。
伊豆山温泉納涼海上花火大会は、「熱海最古の伝統を誇る花火」として知られる夏の恒例行事。伊豆山港から約15分間にわたり打ち上げられる花火は、水面を駆ける斜め打ちスターマインやフィナーレを飾る金銀の空中ナイアガラなどが見どころ。
花火が打ち上がると、船上では歓声や拍手が上がり、海面に映る花火と共に、海上ならではの迫力ある光景を楽しんだ。東京都から旅行で訪れた乗客は「船で花火を見る機会はなかなかない。伊豆山の街の明かりを背景に見る花火は新鮮で、陸上では味わえない体験だった」と話した。
下船後は、乗客を対象に富士急グループ施設の遊園地フリーパスやオリジナルグッズなどが当たる抽選会も行われ、終始にぎわいを見せた。
富士急マリンリゾートの柄沢将さんは「熱海の豊かな自然を感じてもらえる機会を提供することで、地域の活性化につながれば」と話す。「今後は昼の時間帯にも熱海の自然を楽しめるクルーズを企画していきたい」と今後の展望を語る。