音楽イベントや宿泊事業を手がける「エートゥーナンバーレコード」(熱海市伊豆山)の社長・田中直人さんが8月23日、伊豆山に特化した不動産事業「123 MUSIC&RESORTS」を始めた。
ボイストレーナー「たーなー先生」として知られる田中さんはこれまで、伊豆山土石流災害からの創造的復興を目指し、「熱海カラオケグランプリ」や「123ミュージカル」の開催などに取り組んできた。今回の不動産事業も、地域の魅力を発信しながら伊豆山に住みたい人を増やし、地域とのつながりを生み出すことで、空き家問題の解消と地域活性化につなげることを目指す。
きっかけとなったのは、毎月続けている伊豆山神社の参道清掃や、日々地域を歩く中で目にする空き家だったという。空き家問題を解消する活動をしようと、自ら専門的な知識と資格を身に付けて取り組むことを決意し、宅地建物取引士の資格を取得した。今月には静岡県から宅地建物取引業の免許も下り、事業を本格的に立ち上げた。
今後は、空き家の所有者へのアプローチをはじめ、賃貸の仲介などに取り組む。伊豆山の町歩きツアーや、伊豆山での暮らしを実際に体験してもらう「お試し移住」なども計画しているという。
田中さんは「地域密着の不動産屋として、地域の皆さんと一緒に取り組んでいければ」と話す。「伊豆山の歴史や景色、温泉などの価値を感じてもらい、伊豆山のファンがさらに増える活動をしていきたい」と意気込む。