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熱海・網代で子ども向け起業家プログラム 塩作りと販売を体験

海水を煮詰めながら塩作りに取り組む子どもたち

海水を煮詰めながら塩作りに取り組む子どもたち

 体験型教育プロジェクトに取り組む「ATAMI SCHOLE(アタミスコレー)」が7月25日・26日、子ども向けの起業家精神を育む体験プログラム「小さな塩職人、街へ出る!」を「AJIRO MUSUBI」(熱海市網代)で開いた。

乾燥させたミカンの皮やヒノキの葉を使ったオリジナル商品の開発に挑戦する子どもたち(関連画像4枚)

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 ATAMI SCHOLEは、「観光×教育」をテーマに、熱海・網代を舞台として地域資源を生かした体験型プログラムを展開する。当日は、市内外の5歳から小学5年生までの子ども9人と保護者が参加した。

 今回の体験プログラムは、今春開催した塩作り体験がきっかけとなったという。前回、予想を上回る量の塩が完成したことから、「作るだけでなく、売るところまで体験してみよう」と企画。商品開発や価格設定、接客なども取り入れ、子どもたちが商売の仕組みや挑戦することの楽しさを学ぶ内容とした。

 初日は、海水を煮詰めて塩作りを行ったほか、商品のコンセプトやパッケージを考案。地域の協力者から提供されたヒノキの葉や乾燥させたミカンの皮、青ミカンなども活用し、子どもたちは「ミカンの皮を粉末にして塩にまぜる」「ヒノキの葉で香りを付ける」といったアイデアを次々と提案し、それぞれオリジナルの塩作りに取り組んだ。

 前回の塩作りイベントにも参加した子どもたちは、初参加の子どもたちに塩の種類や特徴、作り方を説明し、参加者同士で学び合う姿も見られた。

 2日目には、自分たちで作った塩を実際に販売。客の呼び込みや商品説明、会計まで子どもたちが担当し、商売の面白さや難しさも体験した。

 起業家支援を手がける「ガイアックス」(東京都千代田区)が企画をサポートした。同社の佐々木喜徳さんは「会社では中高生向けのアントレプレナーシップ教育を企画することはあるが、5歳から起業家精神を育てる取り組みは前代未聞。非常に興味深い挑戦で、どのような学びが生まれるのか楽しみにしている」と期待を寄せる。

 ATAMI SCHOLE代表の鶴淵志穂さんは「子どもの好奇心をどんどん伸ばしてあげたい。失敗してもいいので、挑戦することを恐れずにいられる環境を大人がつくることが大切。自分たちで考え、行動する力を育てたい」と話す。「将来的には、このプロジェクトを通じて子どもたちと網代の1次産業に携わる人たちがタッグを組み、新たな地域産業へと発展していくことを目指している」と展望を語る。

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