任期満了に伴う熱海市長選挙の投票が9月6日に行われ、現職の斉藤栄さんが再選を果たした。
今回の市長選には、斉藤さんと新人の大川尚孝さんの2人が立候補。8月30日の告示以降、熱海土石流からの復旧・復興や観光振興、人口減少への対応などを争点に選挙戦が行われた。斉藤さんは今回の当選で6期目を迎える。
斉藤さんは選挙戦で「リ・デザイン熱海〜熱海の再設計〜」を掲げ、これまでの5期20年の市政運営を踏まえ、さらなるまちづくりを訴えた。
政策では、「世界一流の『温泉リゾート熱海』づくり」「日本一の『住まうまち熱海』づくり」「伊豆山の創造的復興」の3つを柱に掲げる。観光地としての国際競争力を高めるとともに、熱海に住み続けたい、移り住みたいと思えるまちづくりを進め、伊豆山については2021年7月の土石流災害からの復旧・復興に加え、新たな地域の将来像を描いていく考え。
斉藤さんは2006(平成18)年に熱海市長に初当選。以降、5期20年にわたり市政を担ってきた。就任当時、厳しい財政状況にあった熱海市の財政再建に取り組んだほか、観光振興や中心市街地の活性化、教育・子育て環境の整備などを進めてきた。
東京都品川区出身。1963(昭和38)年生まれの63歳。東京工業大学工学部土木工学科を卒業後、同大学大学院を修了。国土庁(現・国土交通省)に入庁し、国土計画や地域振興などに携わった。その後、米・デューク大学大学院でMBAを取得。学校法人勤務や国会議員の政策担当秘書などを経て、2006年に熱海市長に就任した。
今回の市長選と同時に熱海市議会議員補欠選挙も行われ、欠員1に対して立候補した無所属新人の説田有佳さんが初当選を果たした。説田さんは熱海市泉で農業や農産物の加工・製造販売に携わってきた56歳。市議補選では、子育てや教育、観光振興などを訴えて選挙戦に臨んだ。