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熱海・網代に「キッチンますます」 30年以上の料理人経験を生かして開業

「キッチンますます」をオープンした増田高幸さん・亜沙美さん夫婦

「キッチンますます」をオープンした増田高幸さん・亜沙美さん夫婦

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 「キッチンますます」(熱海市下多賀)が11月4日、網代駅近くにオープンした。

昭和レトロな雰囲気を残した「キッチンますます」内観(関連画像7枚)

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 増田高幸さん・亜沙美さん夫婦が店主を務める同店。高幸さんは18歳から30年以上、静岡や沖縄のホテルをはじめ、オーストラリアのレストランで料理人を務めたほか、ケニアの料理教室では講師も経験した。2人は、2016(平成28)年に熱海に移住。「網代港の落ち着いた雰囲気が気に入った。食べる場所が少ない網代に貢献できれば」と、網代駅近くの空き店舗での出店を決めたという。開業の経緯について、高幸さんは「フランス料理からスタートし、その後は和食の世界で働いてきた。料理人の経験を生かし、いつか自分の店を持ちたいという思いを形にした」と話す。

 席数はカウンター席をテーブル席を合わせて16席。壁や床の一部を貼り替えて改装したが喫茶店だった雰囲気は残した。

 ランチメニューは、日替わりで2種類程度を提供。昼飲みにも対応し、おつまみやビールなども用意する。「メニューはまだ試行錯誤しているところ。注文はコーヒーやビール1杯だけでも歓迎」と高幸さん。ディナーメニューは、日替わりと定番メニュー合わせて約30種類を300円台から提供する。豚の角煮や燻製(くんせい)鶏モモ肉のグリルをはじめとする高幸さん手作りの料理が人気だという。「魚の料理はできる限り網代港で水揚げされる地魚を使う。材料選びにはこだわっている」と話す。

 オープンから約2週間がたった現在の来店客は、周辺住民や近くの別荘利用者が多いという。「喫茶店としても居酒屋としても定食屋としても、気軽に使ってもらえる店を目指したい」と高幸さん。「多くの人の協力のおかげで無事にオープンすることができた。丁寧な仕事でおいしい物を提供して感謝を形にしていきたい」と意気込む。

 営業時間は、11時30分~14時30分、16時30分~22時。火曜・第3水曜定休。

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