熱海高生によるシニア向け講座「超初心者スマホ教室」が12月23日、いきいきプラザ(熱海市中央町)で開かれた。
ジェスチャーを使いながらスマホ操作を教える生徒(関連画像4枚)
高齢者のデジタル活用の推進や異世代交流を目的に熱海市教育委員会が企画。熱海高のパソコン部とボランティア部の生徒28人が講師を務め、60~92歳の市内高齢者43人が参加してスマートフォンの使い方を学んだ。
講座の開設には、パソコン教室「あたみデジタルスクール」(清水町)代表の小倉高代さんが協力。生徒は9月から、小倉さんの講義を受けて講座の準備を進めてきた。
当日は、機種の違いや操作方法、文字入力、インターネット検索について、生徒が説明。各テーブルでも個別に高齢者の質問に応じた。2年生の上原宏那さんは「分かりやすくて丁寧に伝えることを心がけた。伝えることの難しさを感じたが、できるようになったという声をもらって安心した」と話す。
受講した83歳の平教男さんは「上手に教えてくれたおかげで、電車の乗り換えや地図のアプリを使えるようになった」と笑顔を見せた。
今後は出張スマホ教室も開く予定という。