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熱海・起雲閣通りにイタリア料理店「リコバナーレ」 総菜テイクアウトも

イタリア料理店「Ricobanale」をオープンした杉本貴史さん・美咲さん

イタリア料理店「Ricobanale」をオープンした杉本貴史さん・美咲さん

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 イタリア料理店「Ricobanale(リコバナーレ)」(熱海市昭和町)が12月19日、熱海・起雲閣通りにグランドオープンした。

総菜のテイクアウトは無くなり次第終了となる(関連画像5枚)

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 三島出身の杉本貴史さん・美咲さん夫婦が開業した同店。貴史さんは、学生時代に東京で居酒屋のアルバイトをしたことがきっかけで飲食業に興味を持ち、都内や静岡市のレストランなどで20年以上、料理人を経験した。ワインにも興味を持ったことでソムリエの資格も取得。「人に喜んでもらえる仕事を続けたい」と独立を決めたという。熱海での出店について、貴史さんは「子どもの頃から熱海は、非日常を感じさせられる異空間のイメージがあった。人が行き交う熱海の街から、店を通して自分の料理を発信していきたい」と話す。

 店名の「リコバナーレ」は、スペイン語で「豊かな、おいしい」を意味する「リコ」とイタリア語で「ありふれた、ささいな」を意味する「バナーレ」を合わせた造語。貴史さんは「特別な食材を使うのではなく、ありふれた身近な食材で可能な限りおいしさを引き出したいという思いを込めた」と話す。

 店舗面積は約15坪。席数は、カウンター席とテーブル席合わせて11席。店内には流木や古木、レンガを使い、明るく落ち着いた雰囲気に仕上げた。カウンターにはヒノキ科のレッドシダーの一枚板を使い、表面をガラスコーティングすることで天然木の温かな風合いを表現したという。

 ランチメニューは、総菜盛り合わせ、パン、日替わりパスタ、ドリンクをセットにしたランチセット(1,750円)を提供する。ディナーメニューは、日替わりの「総菜の盛り合わせ」(1,200円)、「沼津産サバの干物のクスクス」(750円)、「黒毛和牛のトリッパのトマト煮込み」(1,200円)、「自家製パテドカンパーニュ」(1,100円)などのアラカルト料理をはじめ、パスタや肉料理などをそろえるほか、「おまかせコース」を予算に応じて5,500円前後で提供する。ワインはイタリア産を中心に約200種類を取りそろえる。グラス=800円~、ボトル=3,000円台~。

 店のガラスケースには、総菜や生ハム、チーズなどを並べてテイクアウト用にも販売する。美咲さんは「自宅でワインと一緒に楽しんでほしいと始めたが、想定していた以上の反響。珍しさもあって多くの人に利用してもらえてうれしい」と笑顔で話す。

 「バルのように気軽な感覚でワインと総菜を楽しんでもらえる店になれば。まずは丁寧なサービスを心がけたい」と貴史さん。美咲さんは「料理や店内の空気感を気に入ってもらい何度も気軽に足を運んでもらえるような、地域に愛される店にしていきたい」と話す。

 営業時間は、11時30分~15時、18時~22時。テイクアウト販売は11時~無くなり次第終了。火曜定休。

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