小売店や土産物店の商品を配達するサービス「FooDash+market」の提供が1月25日、熱海市内で始まった。
「FooDash+market」ではケーキや花も予約制で届ける(関連画像3枚)
昨年6月にフードデリバリーサービスを始めた「FooDash(フーダッシュ)」(熱海市桃山町、TEL 050-5536-5949)。6月時点で提携する飲食店は、洋食店やすし店など3店だったが、現在では中華料理店、そば店、カフェなどが加わり、12店にまで提携店を広げている。
今回始める新サービス「FooDash+market」は、宿泊施設の負担を減らして地域の要望に応えるインフラの役割を果たすことを目的に、これまでの飲食店とは異なる、練り物店「山田屋」、洋菓子店「住吉屋」、生花店「大木生花店」、鮮魚店「魚久」、精肉店「住吉精肉店」の5店が扱う土産物や生花、ケーキなどの注文を客から受けて届ける。注文は2日前までに要予約。併せて、コンビニエンスストアでの買い物代行のサービスも始めた。
新サービスを始めた経緯について、同店を経営する「バウンシー」社長の伊藤悠さんは「自身が宿泊施設で働いていた経験から、お客さまのさまざまな要望を同サービスで解決したいと考えた。誕生日ケーキやお祝いの花の相談など、宿泊施設のスタッフが対応できる店を探す手間を省ける」と話す。「貸別荘や食事を提供していない宿泊施設のお客さまのほか、地域の高齢者になくてはならない存在になれれば」とも。
注文の受け付け時間は11時~19時30分。水曜定休。