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熱海にパフェ専門店「十全十美」 静岡産果物や自家製ジェラートで華やかに

カウンターでは客の目の前でパフェを盛り付ける演出も

カウンターでは客の目の前でパフェを盛り付ける演出も

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 パフェ専門店「メゾンドパルフェ 十全十美(じゅうぜんじゅうび)」(熱海市田原本町)が1月19日、熱海駅近くにオープンした。

素材にこだわった華やかでラグジュアリーなパフェを提供する「十全十美」(関連画像7枚)

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 1806年創業の老舗温泉宿「古屋旅館」(東海岸町)の内田宗一郎社長が2020年に設立したスイーツ事業会社「モデストスマイル」(銀座町)が経営する同店。2021年3月に開業した和栗スイーツカフェ「和栗菓子kiito-生糸ー」に続くスイーツ店の出店となる。

 場所は、熱海駅から観光客でにぎわう平和通り商店街を抜けた自社ビル1階。席数は、カウンター席とテーブル席を合わせて25席。キッチンとフラットなカウンター席では、店員がパフェを盛り付ける様子を目の前で見られるよう設計した。店内のデザインテーマは「クワイエットラグジュアリー」。パフェが映えるようにとグレーを基調にした「落ち着いた雰囲気の店内で、大人がゆっくりとスイーツを楽しめる空間」に仕上げたという。

 パフェに使う食材には、静岡県産の果物を中心に使うほか、ジェラートや焼き菓子などは自家製品にこだわる。パフェのメニューは、かんきつやチョコレートなどを組み合わせた「柑橘(かんきつ)とショコラ」(1,980円)、イチゴや抹茶ムースなどを盛り付けた「苺(イチゴ)と旬の果実」(2,380円)、3種類のイチゴや大葉ジェラートなど和の食材を組み合わせた「季節のマリアージュ」(2,780円)の3種類。季節によって使う果物を変えて提供する。食べ歩きや持ち帰り用にアレンジしたテイクアウトメニューも用意する。

 ドリンクは、静岡県産の和紅茶や緑茶のほか、市内のバーが監修したカクテルやモクテル(ノンアルコールカクテル)も提供する。伊豆名産のニューサマーオレンジを使った「熱海ブリーズ」、熱海産梅酒を使った「ほうじ茶と梅」など、地域の特産品を使ったカクテルをそろえる。

 開店に当たり、内田さんは「それぞれのパフェは10種類以上の素材を組み合わせており、手間はかかるが素材のマリアージュを大切にしている。日本独特のパフェ文化を熱海発信で世界に広げたい」と力を込める。川岸瑞樹店長は「熱海の価値を上げる役割を担える店になれれば。自分へのご褒美として店内でゆっくりと楽しんでもらったり、気軽にテイクアウトで食べ歩きしてもらったりと、幅広い要望に応えたい」と話す。

 営業時間は10時~17時(イートインは16時30分まで)。木曜定休。

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