体験セミナー「足と心は成長の土台 子どもの足育講座」が2月3日、多賀文庫(熱海市下多賀)で開かれる。
その人に合った靴とインソールの大切さを伝える(関連画像4枚)
理学療法士の西島晃一さんと保育士の鶴淵志穂さんが主催する同講座。現在、理学療法士として整形外科クリニックで働く西島さんは、その人に合った靴のインソールを作って提供。姿勢や歩き方の改善をサポートしている。熱海市内の保育園で働く鶴淵さんは保育士として20年以上、子どもたちと向き合ってきた経験を持つ。
今回、初めて2人が同講座を共催する経緯について、西島さんは「中高生がインソールを変えることでスポーツパフォーマンスが向上し、記録が上がることも。歩いたり走ったりする土台となる足や靴選びについて、しっかり知ってほしいと思った」と話す。鶴淵さんは「子どもたちが転んだり、姿勢が崩れやすかったりと、足元が安定していない様子を保育現場で見ている。成長の基礎となる心と足について学んでほしい」と話す。
対象は、幼稚園・保育園児、小学生の児童と親、保育士など。当日は、西島さんが子どもの成長に合わせた靴の選び方、足の成長について話すほか、参加者の足を見ながらインソール体験をしてもらう。「実際に体験をしてもらうことで、姿勢や体のバランスの違いを感じてほしい」と西島さん。子どもの心の成長や育て方についても鶴淵さんに相談することができる。
「心と体はつながっており、6歳までの大事な時期に体の土台となる足を大事にしてほしい」と鶴淵さん。西島さんは「普段、足をしっかり見る機会はあまりないと思う。子どもの足と向き合うきっかけにしてもらえれば」と呼びかける。
開催時間は15時~17時。料金は、大人=2,000円、子ども=1,000円。当日のアーカイブ動画は1,500円で販売する。普段履いている靴を持参。申し込みは鶴淵さん(TEL 090-4934-2443)まで。