熱海特産のダイダイを使ったドリンク「熱海だいだいネクター」の販売が1月27日、熱海市指定有形文化財「起雲閣」(熱海市昭和町)の喫茶店「やすらぎ」で始まった。
地元産のダイダイを使った「熱海だいだいネクター」(関連画像3枚)
ドリンクは、ダイダイの新たな活用方法を探ろうと、ジェイアール東日本企画(東京都渋谷区)とNPO法人「あたみオアシス21」(上宿町)で構成する熱海市文化施設運営委員会が企画。料理研究家の長田絢さんがレシピ開発を手がけた。
「熱海だいだいネクター」(800円)は、牛乳、数種類の果物、乳酸菌飲料などをミキサーで混ぜた後、ダイダイ果汁を加えて完成する。起雲閣のロゴをあしらったレトロな牛乳瓶に入れて提供する。
提供開始から1週間ほどがたち、順調な売れ行きだという。同店スタッフの樫村輝美さんは「見た目も珍しいので若い観光客が一緒に撮影する姿も見られる。海外からの観光客のグループは、おいしいと言って、お代わりもしてくれた」と話す。「地場産品のダイダイのアピールにつながれば」とも。
営業時間は9時30分~16時30分。水曜定休。起雲閣の入館料が別途必要。