みこし団体「熱海若獅子会」の創立30周年式典が3月3日、熱海後楽園ホテル(熱海市和田浜南町)で開かれた。
熱海若獅子会は、地域の祭りや地元の活性化につなげようと、熱海で生まれ育った若者が結成し、4月で創立30周年を迎える。熱海の伝統行事「熱海こがし祭り」などでみこしを担ぐ。
3日は、地元関係者のほか、市内のみこし団体「伊豆山勢興会」「熱海嵐和会」、近隣のみこし団体、都内のみこし団体も参加して30周年を祝った。勝俣孝明衆議院議員、若林洋平参議院議員、藤曲敬宏県会議員らが祝辞を寄せた。小野達也伊東市長のあいさつで乾杯。熱海富士関が送った祝いのビデオレターも上映した。
2021年の伊豆山土石流災害で家族を亡くした同会の草柳孝幸会長は「伊豆山の災害の時には会のメンバーはじめ多くの人に支援してもらい感謝している」と、会のつながりの強さを強調。「創立30年を迎えることができてうれしく思う。この先、40年、50年と会をつなげていきたい」と話す。