伊豆エリアの加盟店でさまざまなサービスを受けられるようにした事業「伊豆ファン倶楽部(クラブ)」の説明会が3月15日、熱海市内で開かれた。
伊豆ファン倶楽部の活用について説明する加盟店(関連画像3枚)
「伊豆ファン倶楽部」は、伊豆エリアの交流人口の増加や活性化を図るために三島市、函南町、熱海市の2市1町による共同事業として2月15日、加盟する飲食店や観光施設などがポイントの付与などのサービスを開始した。ポイントは特典と交換する。サービスを受けるには専用アプリと会員登録が必要になる。現在、約870人が会員登録。加盟店数は84店。商品を優待購入できたり限定特典と交換できたりするトークンも販売する。
説明会は、加盟店の拡充と会員が受けられるサービスの認知、同事業の利用促進を目的に開いた。当日は、熱海市内の事業者と会員が受けられるサービスの内容を説明。トークンで得られる資金を活用して6月、クラフトジンの蒸留所の開設を目指す加盟店も自らの事業について説明した。会場には約80人が集まって熱心に耳を傾けていた。
熱海市観光建設部の立見修司さんは「トークンの活用を、伊豆エリアの事業者の応援や、同エリアのファンになる観光客の獲得、熱海市内で創業する事業者の資金調達につなげたい」と話す。
同倶楽部事務局の横尾俊成さんは「購買や移動データを集計・分析して伊豆エリアへの集客につなげる事業にしたい。今後、会員が受けられるサービスの範囲を伊豆エリア全体に広げていく」と話す。