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熱海にパフェのような「魚ギョッとカップ寿司」 市内6店が工夫凝らす

お披露目会では各店が工夫を凝らしたすしが紹介された

お披露目会では各店が工夫を凝らしたすしが紹介された

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 海鮮をパフェのように盛り付けた「熱海魚ギョッとカップ寿司(すし)」の販売が7月15日、熱海市内の飲食店などで始まった。

元テレビ番組プロデューサーの王東順さんが企画(関連画像3枚)

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 同商品は、透明のカップに酢飯と魚介を層状に盛り付けたパフェのような見た目。販売店は、「yoshi-魚-tei(ヨシウオテイ)」(熱海市渚町)、「熱海まぐろや」「とくぞう熱海本店」(田原本町)、「とくぞう熱海さかな横丁」(銀座町)、「魚光丸」(上多賀)、「宇田水産」(桜町)の6店。若い観光客にも熱海の食の魅力を伝えようと、市内在住で元テレビ番組プロデューサーの王東順さんが「映える」グルメとして企画した。中身は販売店ごとに工夫を凝らすが、必ず魚介7種類を使うのが決まり。

 「yoshi-魚-tei」はテイクアウト向けとイートイン向けを販売する。ビンチョウマグロの大トロや地魚、ズワイガニ、煮あなごなどを盛り付け、「KAISENあたみパフェ」と名付けた。すし酢には熱海特産ダイダイの果汁を使う。「とくぞう」2店舗は、キンメダイや伊豆・稲取の郷土食「黄飯」などを使った「魚屋のまかない丼 てんこ盛りカップ」と名付けて提供。宇田水産はアイゴなどの未活用魚のほか「熱海だいだいサクラマス」などを盛り付けて熱海魚市場(清水町)の土曜夜市で販売する。

 11日に同魚市場で開かれたお披露目会で、王さんは「ライバルはスイーツ店。熱海をさらに盛り上げてくれる商品になれば」と期待をにじませた。提供を市内の飲食店に呼びかけた同魚市場社長の宇田勝さんは「販売店を増やし、富士宮やきそばや浜松餃子(ギョーザ)のような認知度のあるご当地グルメにしていきたい」と力を込める。

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