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MOA美術館で名品展 「紅白梅図屏風」など国宝3点を同時公開

「紅白梅図屏風」を鑑賞する来場者

「紅白梅図屏風」を鑑賞する来場者

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 MOA美術館(熱海市桃山町)で1月24日、名品展「The Best of Museum Collection」が始まった。

京焼の大成者・野々村仁清の作品「色絵藤花文茶壺」(関連画像6枚)

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 「紅白梅図屏風(びょうぶ)」「色絵藤花文茶壺(つぼ)」「翰墨城(かんぼくじょう)」の国宝3点を同時公開する同展。同館所蔵の重要文化財約20点など、中国・日本絵画、仏教美術など貴重な作品も展示する。

 江戸中期の絵師・尾形光琳の作品「紅白梅図屏風」は、中央に流れる川を挟むように左右に紅白の梅を描いた大胆な構図と金地の背景が琳(りん)派を象徴する作品とされる。京焼の大成者・野々村仁清の作品「色絵藤花文茶壺」は、均等に薄くひき上げた端正な形姿を見せ、仁清の色絵茶つぼの中でも最高傑作といわれている。三大手鑑(てかがみ)の一つとして知られる「翰墨城」も展示。このほか、中国唐時代の希少な紙本絵画「樹下美人図」、江戸時代の生命力あふれる女性を描いた「湯女(ゆな)図」などの重要文化財も並べる。

 国宝3点は、細部をクローズアップしたオリジナルのデジタル映像を解説付きの上映も行う。

 同館の広報担当者は「国宝をはじめ、当館の所蔵品から特に優れた作品を展示する。紅白梅図屏風は、同館敷地内や熱海梅園に咲く梅花と共に鑑賞してほしい」と呼びかける。

 開館時間は9時30分~16時30分。木曜休館。観覧料は一般1,760円ほか。3月11日まで。

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