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熱海・咲見町に「坂まち」 地魚中心の「皿めし」を看板メニューに

「坂まち」をオープンした普天間英木さん、菜穂子さん夫婦

「坂まち」をオープンした普天間英木さん、菜穂子さん夫婦

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 熱海の特産品を中心に使った和食店「坂まち」(熱海市咲見町)が7月18日、名所「坂町の寺桜」近くにグランドオープンした。

名所「坂町の寺桜」近くにオープンした「坂まち」(関連画像6枚)

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 普天間英木さん、菜穂子さん夫婦が店主を務める同店。川越出身の英木さんは、これまでに世田谷でアンティークショップ、お台場でレトロスペースの運営を経験し、2005(平成17)年には川越でラーメン店を開業。以降、つけ麺店、ワインバー、うどん店などを手がけ、ラーメン学校の講師を務めた経歴も持つ。かつて伊豆高原でペンションを運営したこともあり、「海の近くで地のものを使ったレストランを開きたい」との思いを胸に、2020年に神奈川県へ移住。熱海の活気に魅力を感じて、この地での出店を決めたという。

 店名は、かつてこの地に存在した「坂町」という古い地名にちなんだもので、「歴史や土地の記憶に敬意を表した」(英木さん)という。店舗面積は約60平方メートル。席数は22席。木を基調にした温かみのある店内には、熱海の古地図や桜のびょうぶ絵を飾り、カラフルな椅子で彩りを添える。コンセプトは、店前に植わる「坂町の寺桜」。英木さんは「店内は、桜のイメージをそこはかとなく表現し、訪れる人に歴史と四季の趣を感じさせる空間を演出した」と話す。

 看板メニューは、直径約30センチの尺皿に素材を盛り付けた「坂まち 海の皿めし」(2,640円)、「富士山サーモンの皿めし」(2,420円)、「マグロ皿めし」(3,520円)。熱海魚市場から仕入れる地魚を中心に使い、ジュレや食用花と合わせて華やかな見た目を演出する。熱海港で水揚げされた魚介を使ったスープで作るラーメン「海そば」などの限定メニューも提供を予定する。ドリンクは、生ビールやハイボールのほか、ワインや日本酒などもそろえる。

 菜穂子さんは「観光客はもちろん、地元の人たちにも親しまれる場所にしたい。『この店があるから熱海に来たい』と思ってもらえたらうれしい」と話す。英木さんは「毎朝市場から仕入れる新鮮な魚介のおいしさをインバウンド(訪日客)にも知ってもらえれば」と期待を込める。

 営業時間は11時~15時。

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