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熱海・起雲閣近くにバー併設のクラフトジン蒸溜所 9月の自社商品完成目指す

(左から)「SEACLIFF熱海蒸溜所」の釜谷社長とスタッフ

(左から)「SEACLIFF熱海蒸溜所」の釜谷社長とスタッフ

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 バー併設のクラフトジン蒸溜所「SEACLIFF(シークリフ)熱海蒸溜所」(熱海市清水町)が6月8日、熱海市指定有形文化財「起雲閣」(昭和町)近くにオープンした。

起雲閣通りの夜に明かりを灯す「SEACLIFF熱海蒸溜所」(関連画像7枚)

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 経営は、酒類製造・販売を手がける「シークリフ・スピリッツ」。釜谷道夫社長は2004(平成16)年、32歳の時に独立して東京・西麻布にバーを出店。その後、国内外の酒造会社で技術を学び、ジン蒸溜所開設にこぎ着けた。

 施設面積は約50坪。施設奥に蒸溜所を備え、バーからガラス越しに蒸溜の様子を眺められるようにした。蒸溜機はドイツ製のオーダーメード品で、高さ3.3メートル、容量300リットル。2日に火入れ式を行い、試運転を始めた。今後、熱海産のダイダイやハバノリなど、地元の特産品を使ったジンを製造する。9月までに第1弾のジンの完成を目指す。

 バーでは、自社製造のジンが完成するまでは、釜谷社長が修業した北海道の蒸溜所で作る同店オリジナルのジンを使ったカクテルやノンアルコールカクテルを提供する。酒に合うつまみメニューもそろえる。

 釜谷社長は「熱海や伊豆にはジンとの相性が良いかんきつやハーブなどの原材料が充実している。生産者と共に地元の人に喜んでもらえる店にしたい。熱海の名産になるようなジンを開発していきたい」と意気込む。

 営業時間は、11時~17時、18時~21時。月曜定休。

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