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熱海が舞台の漫画「綺麗にしてもらえますか。」新刊発売 聖地巡礼も

「綺麗にしてもらえますか。」第6巻の表紙

「綺麗にしてもらえますか。」第6巻の表紙

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 熱海を舞台にした漫画「綺麗(きれい)にしてもらえますか。」(ヤングガンガンコミックス)第6巻が2月25日、全国の書店などで発売される。同作で描かれる熱海市内の各所は、ファンの間で「聖地化」されて多くの人が訪れており、新刊に登場するスポットにも注目が集まることが期待される。

「綺麗にしてもらえますか。」6巻に登場する熱海駅前

 「綺麗にしてもらえますか。」はヤングガンガン(スクウェア・エニックス)で連載する漫画で、2018(平成30)年3月24日に第1巻が出版された。熱海のクリーニング店「キンメクリーニング」を営む金目綿花奈(きんめわかな)が主人公の「日常系漫画」。著者のはっとりみつるさんは三重県鳥羽市出身で、2000(平成12)年に「イヌっネコっジャンプ!」で漫画家デビュー。その後、テレビアニメ化した漫画など多くの作品を手掛け、2016(平成28)年には東京から熱海に移住している。

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 熱海を舞台にしたことについて、はっとりさんは「ヤングガンガンの担当者と『日常系』という日々の暮らしを丁寧に描くタイプの漫画のネタについて打ち合わせをしていた際、『クリーニング店で働く女の子が主人公はどうか』と提案があった。それを聞いて直感的にその主人公が暮らす舞台は熱海がいいのでは、と感じた」という。

 「レトロな建物、たくさんの坂道、海、山、そうしたロケーションに囲まれた熱海の街なかを元気いっぱいにクリーニングの集配かばんを持って走り回る女の子の絵がとても映えると感じた。熱海は観光地として有名だが、もちろん地元の住人の方がいて日常を送っている。個人経営のクリーニング店を通じて、観光地とは別の側面の熱海の日常を描いてみたいと思った」と漫画化の経緯を説明する。

 読みどころについて「1巻から新刊の6巻までずっと変わらず、熱海でクリーニング店を営む女の子『金目さん』の日々の暮らしぶり、仕事ぶりを地域に暮らす人々や実在する風景・スポットを交えて、ゆったり丁寧に描いているが、6巻は特に『熱海の年末年始』を描いている」と話す。銭湯の山田湯、熱海銀座商店街、サンビーチ、中島水産市民市場、JR熱海駅前、神社など、観光客にもなじみのあるスポットから、地元の人以外にはそれほど知られていないようなスポットまで多数登場するという。

 はっとりさんは「コロナ禍で熱海も大変な時期を迎えているが、熱海を訪れたことの無い方には漫画を通じて熱海の良さを知ってもらい、訪れるきっかけの一つになってくれれば。地元の方にも普段から見慣れた場所が、漫画の絵として登場することなどを楽しんでほしい」と呼び掛ける。

 未来屋書店熱海店(熱海市中央町)では、「綺麗にしてもらえますか。」の特設コーナーを常設。「聖地」の一つにもなっているという。同店の鈴木雄一郎さんは「前回の5巻だけでも当店で150冊以上売れており、これはワンピースや鬼滅の刃に匹敵する人気。6巻にも特典で付く『ご当地限定イラストペーパー』を目当てに、当店で購入いただくお客さまが多い」と話す。「漫画に登場するスポットに『聖地巡礼』しながら、漫画と市内の散策の両方を楽しんでもらえれば」と笑顔で話す。

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