食べる

熱海・銀座町にスパークリングワインバー「awasuki」

スパークリングワインバー「awasuki」の佐藤美亜さん

スパークリングワインバー「awasuki」の佐藤美亜さん

  • 13

  •  

 スパークリングワインバー「awasuki(アワスキ)」(熱海市銀座町)がオープンし、6月29日で2カ月がたつ。

銀座町にオープンした「awasuki」外観(関連画像5枚)

[広告]

 2018(平成30)年に熱海に移住した佐藤美亜さんが開いた同店。店は、浜町通りから糸川へ通じる道沿いにある。店の出窓からドリンクや軽食を提供するスタイルで、基本はスタンディング形式だが、収納式のカウンターテーブルとベンチも用意し、最大12人ほどが飲食できるようにした。

 オープンから約2カ月がたち、佐藤さんは「観光客、地元客、インバウンド客など、さまざまな人が来てくれる。軽く一杯飲む人もいれば、ボトルでじっくり飲んでいく人もいる。地元客と観光客がミックスするような立地にあるので面白い」と話す。

 大手IT企業や外資系企業で働いてきた佐藤さんは、コロナ禍でリモートワーク中心になったことで自宅で過ごす時間が多くなったという。「毎週末、熱海の自宅で友人らとホームパーティーを開いているうちに料理の腕が上がったことで、『店をやった方がいいのでは』と勧められるようになった」と佐藤さん。店を持つことが夢だったという佐藤さんはワインエキスパートの資格も持っていたことから、屋外で気軽にワインと食事を楽しんでもらえる場所を作ろうと、同店を開いたという。

 メニューは仕入れによって変わり、現在15種類ほどのシャンパンとスパークリングワインをボトルとグラスで用意している。シャンパンは、かんきつの香りが特徴の「ギィドサンフラヴィー」(グラス=1,400円、ボトル=7,700円)など。スパークリングワインは、「フルーティーな香りとクリーミーな泡が特徴」だという「テヌータ サンタンナ プロセッコ ミッレジマート ブリュット D.O.C.」(同=800円、同=4,400円)など。ワインのほか、ビールやノンアルコールドリンクもそろえる。

 軽食は全て500円以下で提供する。「海の幸&山の幸グラタン」「大豆ミート入り自家製ミートボールトマト煮」「自家製燻製(くんせい)ベーコン」(以上500円)など。つまみは「クリームチーズカナッペ」(500円)、「オリーブ」「バナナチップ」「クランベリー」(以上200円)など。季節によってメニューを変えて提供する。

 留学と外資企業で培った英語力が外国人観光客とのコミュニケーションにも生きているという佐藤さんは「さまざまな客層との会話を楽しんでいる。観光案内所のような場所になっている」と笑顔で話す。「シャンパンをもっと身近に感じてほしい。シャンパンは高いというイメージやお酒は夜に飲むものというイメージがあるが、それを変えていきたい。お薦めはロゼ。昼から気軽にシャンパンを飲む『昼シャン』を楽しんでもらえれば。今後、昼に気軽に飲める場所を増やしていきたい」とも。

 営業時間は昼頃から夕方まで。ラストオーダーは日没時間によって変わる。火曜定休。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース