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熱海ブランド「A-PLUS」審査会 熱海在住のソムリエ・田崎真也さんらが審査

熱海ブランド「A-PLUS」にエントリーした食品を審査する田崎さんら

熱海ブランド「A-PLUS」にエントリーした食品を審査する田崎さんら

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 熱海産の魅力ある食品を認定する「ATAMI COLLECTION A-PLUS(エープラス)」の審査会が8月17日、熱海商工会議所(熱海市渚町)で行われた。

エントリー商品の食味審査をする審査員ら

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 2012(平成24)年から始まった「A-PLUS」の取り組みは今年が11回目。熱海市内で生産・加工された食品で、「食味の評価」「パッケージ・ネーミングの工夫」「商品のこだわり・独自性」「品質・値ごろ感」「熱海らしさ」を基準に審査されて選ばれた食品が熱海ブランド「A-PLUS」として認定される。2021年7月末現在、45事業所82品が認定されている。

 今年エントリーしたのは、菓子類がシュークリーム、まんじゅう、ゼリーの3品、総菜が梅干し、梅ジャム、ピクルス、ドレッシングの4品、アイスがジェラートの3品、嗜好(しこう)品がコーヒーの1品、計7事業所11品。

 審査は第1回から「A-PLUS」に関わる農学博士の室伏誠さんほか、熱海在住のソムリエ・田崎真也さんらが務め、エントリーした食品を食べるなどして評価した。審査を終え、田崎さんは「回を重ねるごとにレベルが高くなっており、食味審査はほぼ基準をクリアしている。若い観光客をターゲットにしたパッケージの商品が増えている」と評価した。「熱海らしさをどこに表現できているかがポイント」とも。

 田崎さんは「A-PLUSは熱海市民には認知されてきているが、観光客には認知度が上がっていない。今後は商工会議所と事業者が対外的にPRしていくことが大切。ホームページもSNSと連動して熱海の食文化に興味を持ってもらえるような企画や、熱海に来れなくてもお取り寄せできる通販を導入するべき」と話す。「A-PLUSによって、各事業者がさらに高いクオリティーのものを作ろうとし、熱海全体の食品のレベルが上がっていく」と期待を込める。

 審査結果の発表は9月上旬。認定式は10月に行う予定。認定商品は、JR熱海駅ビル「ラスカ熱海」(田原本町)のアンテナショップで販売する。

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