「第3回熱海未来音楽祭2021」が10月16日・17日、起雲閣(熱海市昭和町)などで開かれた。
熱海在住の音楽家・巻上公一さんがプロデュースする同音楽祭。「祈りと物語」をテーマに、アーティストらによる音楽ライブやパフォーマンスが繰り広げられた。
17日に熱海サンビーチで予定していたパフォーマンス「海辺の兎に角(とにかく)2」は、悪天候により場所を起雲閣に移して行われた。古事記「因幡の白ウサギ」を元にしたストーリーを作家・町田康さんと巻上さんが朗読する音声に合わせて、伊藤千枝子さんと野々ユキノさんが独特のテンポと表情で踊った。佐藤正治さんのパーカッションや北陽一郎さんのトランペット、巻上さんのひちりきが奏でる音と踊りの融合に観客は魅了された。
同会場では、「かくのごとき物語ありや否や」と題した音楽ライブも行われ、観客は「芸術の秋」を楽しんだ。