熱海の「株式会社ホテルニューアカオ」が10月20日、社名を「ACAO SPA & RESORT株式会社」に変更することを発表した。併せてロゴデザインも刷新する。
20日から新社名、新ロゴデザインを運用する。同社は発表に当たりホームページで「新型コロナウイルスにより世界の環境が大きく変化し、多様な価値観のアップデートが進むなか、当ホテルもまた、需要を的確にとらえた新たな価値を生み出すフェーズに差しかかっています。これまで培ってきた経営理念を引き継ぐホスピタリティ、風光明媚な大自然が織りなす地形を活かした新規事業の推進、文化と芸術が育つ新たな文化圏を創造することにより、世界に選ばれるディスティネーションとして、熱海市の強いブランド構築を目指してまいります」(原文ママ)と伝えた。
新しいロゴデザインは、「見るたびに穏やかに変化し、温かみや穏やかさを持つ海と空を2色で表現」「お客さま、熱海市の皆さま、取引先企業、従業員、全てのステークホルダーと共に、新しい価値を創造し、発展させたいという決意が込められている」という。
同社は1973(昭和48)年、経営理念「愛と創造」を掲げて創業。ホテル事業だけでなく、観光庭園「アカオハーブ&ローズガーデン」や「アカオビーチリゾート」なども展開している。今年8月には寺田倉庫の前代表取締役社長兼CEOを務め天王洲エリアの開発などを手掛けた中野善壽さんが代表取締役会長に就任。熱海を舞台にしたアートプロジェクト「PROJECT ATAMI」も始まっている。
今後、世界に選ばれるリゾート空間を目指し、同社が所有する70万平方メートルの土地を生かした新規事業や文化と芸術が育つ新たな文化圏事業を通じて、熱海の強いブランド構築・発信をしていくとしている。