熱海ブランド「ATAMI COLLECTION A-PLUS(エープラス)」認定式が10月19日、熱海商工会議所(熱海市渚町)で開かれた。
熱海産の魅力ある商品を「熱海ブランド」に認定するエープラス。今回で11回目のを認定式迎えた。今年度の審査は8月に行われ、審査を経て9月に審査結果が発表されていた。新しく認定されたのは7事業所10品で、うち3事業所が初認定。この日は、新規認定の事業所と再認定の事業所の担当者らが出席し、認定証を受け取った。
エープラスを主催する同商工会議所の内田進会頭は「地域ブランドの成功例として全国から相談が入っている。熱海はこの10年間で順調な成功を見ている。外部の審査員を入れたりハードルが高めの評価項目を採用したりすることで、一定の品質が保たれている。今後も熱海の発展に寄与してもらいたい」とエールを送った。
共催する熱海市の齊藤栄市長は認定の祝辞を述べるとともに「熱海の経済は厳しい状況が続いている中でも旅館の改装や従業員教育、新商品の開発などアフターコロナにつながる取り組みを頑張っている企業もある。元気を取り戻し、さらににぎわいあるまちになるように行政も努力していきたい」と話した。
第1回から審査員を務める熱海在住のソムリエ・田崎真也さんは、認定を受けた一品一品を講評するとともに「新規認定の事業所は、次回また第2作・第3作と新しい商品を開発してもらいたい。さらに進化した商品を楽しみにしている」と期待を寄せた。
今回の認定で、熱海ブランド・エープラスは48事業所90品の認定品が出そろった。認定品は、各事業所の直売所やJR熱海駅ビル「ラスカ熱海」内のアンテナショップで販売している。