イタリアンレストラン「PIZZERIA SUN LEONE(サンレオーネ)」(熱海市田原本町)が11月11日、JR熱海駅ビル「ラスカ熱海」内にオープンした。ジェラート店「GELATERIA AI PINOLI(アイピノーリ)」を併設する。
熱海駅近くのイタリアンレストラン「LEONE9(レオーネノーヴェ)」の姉妹店となる同店。代表社員の相松敏彦さんは、小田原や箱根でイタリアンのシェフを務めた後に独立して「LEONE9」を開業した。相松さんは「独立した時からピザ店の経営も頭にあった。ラスカ熱海の中で良い物件と出合い、目立つ場所でもあるのでチャレンジの気持ちで出店した」と話す。
店内はテーブル席とカウンター席を合わせて40席。イタリアからの輸入食材と野菜や魚介など地元の食材を中心に使った料理にこだわる。メニューは15種類ほどのピザのほか、肉料理、アラカルト料理もそろえる。相松さんは「昼間はカフェとして、夜はバールとしても使ってほしい」と、食事以外にもデザートセット、ワインなどアルコールメニューも充実させた。ピザとジェラートはテークアウトにも対応する。
ピザは1日以上かけて発酵させる自家製の生地を使う。代表的なメニューは御前崎産のシラスを使った「しらすマリナーラ」(1,782円)、地元の魚介を使った「海の幸の贅沢(ぜいたく)ピッツア」(3,608円)など。肉料理の「骨付きもも肉のロースト」(2,288円)には静岡県産「美味鳥(びみどり)」を使う。グラスワインは700円台からそろえ、ボトルワインは赤・白・スパークリングを合計約30種類置く。
ジェラートは小田原の自社工房で製造するオリジナル。湘南にある農場のミルクや湯河原町のレモンを使ったジェラートなどをそろえ、「できるだけ地元や周辺地域の食材を使い、素材の味を生かしたい」と相松さん。価格は、シングルサイズ=440円、ダブルサイズ=550円など。
相松さんは「観光客には熱海の思い出に残るような店になれば。地元の人にも愛される店を目指したい」と意欲を見せる。
営業時間は10時~21時30分。