冬至の12月22日、JR熱海駅前の足湯「家康の湯」が熱海の特産品「ダイダイ」を浮かべて観光客らをもてなす。
ダイダイの栽培・加工を手掛けるシトライカンパニー(熱海市西熱海)がダイダイをアピールするために企画。昨年に続き2回目。冬至を前に週末に熱海を訪れる観光客にも体験してもらおうと12月17日から19日の3日間もダイダイを浮かべた。
ダイダイを毎日100キロ用意。足湯にダイダイが入ると甘酸っぱい香りが漂った。オレンジ色に輝き足湯に浮かぶダイダイが行き交う人の目を引く様子が見られた。
17日、埼玉県から旅行で訪れた50代の女性2人組は「最初はユズだと思った。ダイダイの足湯は初めてで、熱海がダイダイの産地ということも知らなかった。いい香りがする。これから下田に向かう予定で、途中下車してよかった」と笑顔を見せた。
シトライカンパニー代表の岡野谷伸一郎さんは「観光客や地元の人にも特産品のダイダイを知ってもらい、足湯を楽しんでもらえればうれしい」と話す。
22日、ダイダイを浮かべる時間は9時~16時。