日本一早咲きといわれる熱海の梅をコンセプトにした「あたみ梅カフェ」が1月6日、リゾートホテル「星野リゾート リゾナーレ熱海」(熱海市水口町)に登場した。
同ホテル最上階にある「ソラノビーチBooks&Cafe」の店内を梅をモチーフにした装飾で彩る。同ホテルに程近い「熱海梅園」(梅園町)で8日から「第78回熱海梅園梅まつり」も始まっていることから、熱海で春の訪れを感じてほしいと企画した。
店内入り口には、梅園で咲く品種の一つ「八重寒紅」の花の色になぞらえた高さ約2.5メートルの梅の木の装飾を設置。木の幹に設けた蛇口から梅ジュースが出る仕掛けを備え、来店客は無料で味わうことができる。
店内には、梅の花の形をしたテーブルや椅子などを置いた。オーシャンビューのテラスには、梅型のこたつやクッションを置き、フォトスポットとしてドリンクを飲みながら写真撮影を楽しんでもらえるようにした。こたつの利用は予約制で、梅アフォガードとドリンクが付いて1人2,000円。
市内のジェラート店が作る梅ジェラートも用意。梅の果肉、梅ジャム、ねりうめを使った3種類のジェラートを食べ比べできる「梅ジェラートプレート」(2,000円)を1日5食限定で提供する。梅型の土台とめしべの形をしたスタンドのデザインにも工夫を凝らした。
同館広報の安藤有紀さんは「熱海梅園の近くということもあり、地域ならではの一足早い春を感じてほしい。春のワクワクする気持ちを味わってもらえれば」と期待を込める。
利用は宿泊者のみ。3月11日まで。