海藻で春を感じてもらうイベント「海の花咲くリゾナーレ」が3月12日、リゾートホテル「星野リゾート リゾナーレ熱海」(熱海市水口町)で始まった。
「星野リゾート リゾナーレ」の国内5館で行う「花咲くリゾナーレ」に合わせ、同ホテル最上階にある「ソラノビーチBooks & Cafe」の空間を海に見立てて本物の海藻の装飾で彩る。熱海では、伊豆の海藻の豊かさを知ってほしいと海藻を使ったイベントを企画した。
店内の天井からは、本物の海藻を使ったガーランドをつるす。海の深さによって異なる色に育つ海藻の特長を生かし、上部から緑色、褐色、紅色の順につるして海中をイメージした。海藻が瓶の中で揺らめく最大約1メートルの高さの「海の花ハーバリウム」も設置。海藻をあしらうハンモックに揺られながら、海の中でお花見をしているような気分を味わえる空間に仕立てたという。
カフェでは、1日5食限定で「海の花パフェ」(1,500円)を提供する。海藻から取った塩が原料の「藻塩チョコクランブル」、海藻の緑色をイメージした「ピスタチオスポンジ」「ピスタチオアイス」「煎茶パウダー」などを層状に盛り付けた。アオサを使ったあめのチュイールを乗せて、見た目も楽しめそうなスイーツに仕上げた。
海藻を使ってオリジナルのハーバリウムを作ることができるアクティビティー「海の花ハーバリウム作り」も開く。
同館広報の安藤有紀さんは「海藻の意外性に着目したイベント。海藻の色や形の美しさを知るきっかけになり、イベントを通して海の中での花見体験を楽しんでもらえれば」と呼びかける。
利用は宿泊客のみ。ハーバリウム作りは前日17時までの予約制で、料金は1人3,000円。5月31日まで。