海藻を楽しく学んでもらおうという体験プログラム「海藻の学校」が現在、リゾートホテル「星野リゾート リゾナーレ熱海」(熱海市水口町)で提供されている。
館内でのクイズ形式の学習のほか、実際に熱海の海で地元の漁師と海藻の収穫体験や収穫したワカメを使ったラーメンを味わう同プログラム。豊富な伊豆半島周辺の海藻や藻場の重要性を子どもたちに知ってもらおうと企画した。
プログラムでは、海藻の性質や海の中での役割などを同館のスタッフがカードやフリップを使いながらクイズ形式で説明。参加者はワークブックに答えを書いたり、専用のシールを貼ったりして学習する。参加した子どもからは「いろいろな色の海藻があることにびっくりした」「海藻が卵を守っていることが分かりよかった」などという声が上がっているという。
館内での学習やクイズの後は、参加者は地元の漁師が待つ漁港に移動して船で藻場に向かう。漁師の解説を受けながら、専用の箱眼鏡で海藻を観察する。ワカメの養殖場では、漁師のサポートを受けながら、はさみを使って収穫を体験できる。
戻った漁港には麺やスープを用意し、自分で収穫したワカメを具材にしたラーメンを味わってもらう。採った時は茶色だったワカメが、ゆでることで緑色に変わる様子を見ることができるという。
収穫を体験してワカメのラーメンを食べた子どもからは「収穫したワカメが大きくてびっくりした」「ワカメに味付けしなくてもおいしい」という声が聞かれるといい、企画した担当者は「家に帰ってからもプログラムで学んだことを思い出してもらえれば」と期待を寄せる。
宿泊者のみ。参加料は1人=4,000円。3日前の17時まで予約を受け付ける。4月18日まで。