大河ドラマ「鎌倉殿の13人」静岡巡回展が3月31日、熱海市立図書館（熱海市上宿町）で始まった。主催はNHK静岡放送局、熱海市。

出演者の等身大パネルを設置

　現在、NHKで放送中の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の番組紹介パネルや出演者の等身大パネルなどを展示する同展。2月から3月にかけて、ドラマとゆかりのある松崎町、御殿場市、沼津市で開き、今回の熱海が最終展示となる。ドラマに関連する熱海の歴史や文化を知ってもらおうと企画した。

　展示では、ドラマで大泉洋さんが演じる源頼朝、小池栄子さんの北条政子、小栗旬さんの北条義時、新垣結衣さんの八重のパネルをそれぞれ設置。フォトスポットとして写真を撮影することができる。登場人物の相関図のほか、脚本を務める三谷幸喜さんのインタビューも展示する。

　同館では、企画展示「鎌倉殿の走湯権現（伊豆山神社）」も開き、ドラマゆかりの伊豆山神社に関する資料を展示している。

　熱海市内では、ドラマに登場する源頼朝と北条政子ゆかりの場所が注目され、多くの観光客が訪れている。境内に2人が座って愛を語らったといわれる腰掛石がある伊豆山神社には、1月から源頼朝と北条政子を描いた大型のパネルを設置し、訪れる参拝者を出迎えている。

　同館の担当者は「ドラマの展示と併せ、伊豆山神社に関する貴重な資料を展示しているので見てもらえたら」と呼びかける。

　開館時間は9時～18時。観覧無料。4月10日まで（4月4日は休館）。