熱海の「ホテル ミクラス」(熱海市東海岸町)がこのほど、市内の事業者とコラボレーションした新たな土産物の販売を始めた。
同館を運営するオリックスグループの宿泊施設や観光施設で取り組む「地域共創プロジェクト」の一環。地域の企業や行政と連携し、新たな観光資源の発掘・創出を行う。同館でも昨年から取り組みを始め、アートイベント「ATAMI ART EXPO」や建築家「ブルーノ・タウト」の展示会場として提供するなど、地域との関わりを深めた。
今回は、熱海の老舗喫茶店や観光施設などの土産物をプロデュースする「ハツヒ」(林ガ丘町)とコラボし、同館オリジナルデザインのTシャツとトートバッグを製作。3月から販売を始めた。デザインは、同館から見える夜の海、ヤシの木、初島などをあしらい、スタイリッシュに仕上げた。同館の売り場で、Tシャツ=4,200円、トートバッグ=2,000円で販売する。
4月17日には、熱海芸妓置屋連合組合の「熱海 まめっこ」が同館に駆けつけて、販売するまめっこグッズと合わせてコラボTシャツなども宿泊客にアピールした。
同館の山野辺文子さんは「地域に寄り添いながら、熱海の事業者と一緒に魅力を掘り起こしてPRしていければ。今後も地域共創の取り組みを続けていきたい」と話した。