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MOA美術館で40周年記念名品展 伝統工芸と現代美術コラボ展も

MOA美術館所蔵の名品を観覧する来館者ら

MOA美術館所蔵の名品を観覧する来館者ら

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 熱海のMOA美術館(熱海市桃山町)で9月1日、「開館40周年記念名品展」第2部が始まった。

レディー・ガガも愛用する舘鼻さんの作品も展示(関連画像6枚)

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 同館の所蔵品は、創立者・岡田茂吉(1882-1955)が収集した日本、中国などの東洋美術品を中心に構成する。絵画、書跡、彫刻、工芸など多岐にわたり、それぞれの時代の美術文化を語る上で、重要な作品を含むという。

 第2部は、江戸時代の風俗画の代表作「湯女図」、浮世絵師・勝川春草の「雪月花図」、葛飾北斎「二美人図」を始めとする重要文化財10点、重要美術品8点を含む、中国絵画、中国陶磁器、風俗画、浮世絵、仏教絵画、青銅器などを展示する。

 同時に、日本工芸の新しい魅力の創造を発信しようと、重要無形文化財「彫金」保持者で人間国宝の中川衛さんと、現代美術家の舘鼻則孝さんのコラボ展も開催する。「令和3年度文化庁伝統工芸超分野交流事業(文化庁委託事業)」で2人がコラボして制作した作品「Heel-less Shoes Downtown」がお披露目される。

 コラボ作と合わせて、中川さんが制作した石川県の伝統工芸「加賀象嵌(かがぞうがん)」の代表作やレディー・ガガも愛用しているという舘鼻さんの作品も展示する。

 同館担当者は「40周年記念の名品展、中川さんと舘鼻さんのコラボ展とも、見どころの多い新しい企画なので足を運んでもらえれば」と呼びかける。

 開館時間は9時30分~16時30分。木曜休館。観覧料は一般=1,600円ほか。10月25日まで。

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