干物をモチーフにした装飾で彩った客室「ヒモノルーム」が9月1日、リゾートホテル「星野リゾート リゾナーレ熱海」(熱海市水口町2)に登場した。
干物の装飾で彩った「ヒモノルーム」のベッドルーム(関連画像5枚)
今回で4回目となるイベント「3時のヒモノ」の開催に合わせて、初めて開設したという「ヒモノルーム」。施設での滞在や経験を通して、熱海の特産品・干物に親しんで魅力を再発見してもらおうと考案したという。
限定1室の「ヒモノルーム」は、リビングルームやベッドルームを干物をイメージした装飾でカラフルに彩る。干物をあしらったテーブルやクッションを置いたリビングルームでは、干物をモチーフにデザインしたマグカップでティータイムを過ごしたり、写真を撮ったりすることができる。ベッドルームには、干物を干す網をイメージしたというカラフルなベッドカバーや装飾を備え、干物デザインのナイトキャップとパジャマを着て過ごせるようにした。客室テラスでは、スティックタイプの干物を七輪で焼いて食べることもできる。
イベント「3時のヒモノ」は、同ホテル最上階の「ソラノビーチ Books&Cafe」で開く。店内は、干物をデザインしたクッション、サーフボード、「干物ベッド」などを並べ、フォトスポットとして楽しんでもらう。
今回のイベントでは、干物の新しい食べ方を提案するスティックタイプの干物のほか、初めて「ヒモノラスク」を提供する。ヒモノラスクは、干物本来の風味を楽しむプレーン干物味、サクラエビ味、アオサ味の3種類を用意。かんきつバターやサクラエビのオイル漬けのトッピングと合わせて味わうことができるという。
同館広報の安藤有紀さんは「静岡県はアジの干物生産量と購入量が日本一です。秋は脂がのった魚が多く、涼しい風が干物づくりには最適な季節。大人だけでなく子どもも楽しみながら干物に親しんでもらえるとうれしい」と話す。
利用は宿泊者のみ。11月30日まで。