市内の鮮魚店や飲食店が地魚を使った料理を提供するイベント「熱海千魚ウイーク」が10月8日、熱海で始まった。主催は「海のごちそう地域モデルin熱海・特定非営利活動法人atamista(アタミスタ)」。
イベントは、熱海を起点に海を学ぶ機会を提供する「熱海千魚(せんぎょ)ベースプロジェクト」の一つで、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環。熱海の海で取れる多様な魚を通して、熱海の海の豊かさや面白さ、海の課題や生物を守るアクションを知ってもらう。今年5月から6月にも開催した。
2回目の開催となる今回は、熱海市内の25店ほどの鮮魚店や飲食店などが積極的に地魚を使った料理などを提供する。事務局の水野綾子さんは「前回と比べると店頭に並ぶ魚種が違う。熱海の魚の季節や海の変化を感じてもらえれば」と話す。
対象の店で地魚を購入・飲食した人には、魚をデザインしたシールを進呈。5枚集めた人には「お魚ランチョンマット」と「スペシャルシール」も進呈する。11月6日には、森林保全団体「熱海キコリーズ」とコラボレーションした「海と森の関係性」を知るワークショップも開く。
水野さんは「新たな熱海の魚との出合いが改めて海について考えてもらう機会になれば」と話す。
11月6日まで。