「第5回熱海怪獣映画祭」が10月22日・23日、熱海市内で開かれる。主催は一般社団法人熱海怪獣映画祭。
「熱海を怪獣の聖地に」を合言葉に2018(平成30)年に始まった同映画祭。今回は、熱海芸妓(げいぎ)見番歌舞練場(熱海市中央町)をメイン会場に怪獣映画の上映をするなど、さまざまなイベントを展開する。
22日は、伊豆がロケ地となったウルトラマン「第3話・科特隊出撃せよ」「第21話・噴煙突破せよ」と同映画祭の発起人・伊藤和典さんの脚本作品「ガメラ 大怪獣空中決戦」を上映。伊藤さんのほか、音楽家・井上誠さん、怪獣絵師・開田裕治さんがトークショーに登壇する。
23日は、「第19回 全国自主怪獣映画選手権 熱海大会2022」と題し、アマチュアクリエーターの映画作品を上映。「大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス」も上映し、怪獣映画に関わる著名人らと一緒に映画を楽しむ。
22日・23日の2日間、同映画祭としては初めての屋外イベント「熱海怪獣ひろば」を親水公園レインボーデッキ(渚町)で開催する。地元飲食店の露店や浜焼き、怪獣映画曲の音楽ライブ、伊藤さんや開田さんら怪獣映画に関わる著名人のサイン会などを行う。
このほか、市内で「新怪獣お絵かきコンクール2022」の応募作品の展示、市内飲食店で怪獣コラボメニューの販売、未来屋書店熱海店(中央町)で怪獣本特設コーナーを設置するなどして、同映画祭を盛り上げる。
同法人代表理事の水野希世さんは「初めて開催する『熱海怪獣ひろば』は、熱海恒例の『ビールまつり』をイメージして企画した。5回を数える熱海怪獣映画祭をお祭り気分で楽しんでもらいたい。熱海市民も観光客も、怪獣の世界を楽しみ、懐かしみ、みんなで盛り上がることができれば」と話す。「映画上映のほか、映画制作に関わってきた著名人の裏話トークなども見どころ。映画祭が定着して新たな観光イベントの仲間入りができれば」と意欲を見せる。